小型バスの特徴や乗車人数の目安を紹介します。
小型バスは現在、各メーカーとも製造中止になっており、希少なバスタイプ。所有しているバス会社も年々少なくなっているため、手配が難しくなっています。座席数は21~25名で補助席なしが一般的。サロンタイプだとさらに少ない場合もあります。トランクは貫通式がほとんどないので、人数が少なくても荷物が多い場合は中型バスを手配しましょう。
大きさ | 全長7~9m、車幅2mのもの、定員29名以下 |
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定員 | 正席~25名(まれに補助席がある場合もあり) |
有料道路区分 | 中型車 |
荷物の目安 | トランクルームは1スパン。ゴルフケースが6個を超える場合や、スーツケースが人数分ある場合は注意。 |
マイクロバスより少し大きめサイズの小型バス。一般的な定員は、正座席が25席です。補助席は基本的にありませんが、まれに備わっている車種も。
小型ながら大型バスにも負けない観光設備が整っているため、観光を楽しみながらの移動が可能です。マイクロバスよりゆったり快適に移動したいけれど、中型バスでは予算が合わない…といった場合に、コンパクトで観光設備が整っている小型バスはぴったりです。
座席をコの字型にできるサロンタイプなら、カラオケや飲食などを楽しみながら移動できます。電車など他の交通手段と異なり、他人を気にせずアットホームに盛り上がれるため小グループでの旅行におすすめです。その他、社員旅行や子ども会の旅行、ゴルフコンペの送迎など、さまざまな用途に活用されています。
小さなお子さんを連れての移動も、目的地まで一直線に連れていってくれる貸し切りバスなら安心ですね。
大型や中型に比べ、バスの長さが短い小型の観光バスは、道幅の狭い山道や駐車場が狭い観光地でも活躍します。大型バスが入れない細い道でも通れるフットワークの軽さは魅力のひとつです。
送迎に利用されることが多いマイクロバスに比べ、小さくても観光バス!ゆったり座れるものが多いです。ただし残念ながらトランクルームは付いていても片トランクが多く(三菱ふそうの小型バスのみ貫通式タイプ)、スーツケースやゴルフバッグ、BBQの道具がある場合は入りきらないことも!このような場合は、中型バスのご利用をおすすめします。
小型の観光バスもマイクロバスも、高速道路の区分は中型車。バスの基本料金も同じ「小型バス」です。利用を希望する日に小型バスに空きがないようであれば、マイクロバスを利用するのがおトクですよ!
便利な小型バスですが、実は各メーカーで生産がすでに中止されており、手配できる数に限りがあります。
手配されるのはピカピカの新車ではありませんが、クリーニングやシートの張り替え等きちんとメンテナンスされていますので、問題なく快適な移動ができます。
今後、小型バスはマイクロバスに集約されていくのかもしれませんね。運よく手配できた場合、現在も現役で走っている希少な小型バスでの旅をお楽しみください。
海外でも、もちろん市民の足として活躍しているバス。その特色は国によってさまざまです。
海外のバス、と言って思い浮かべるひとつにロンドンを走る赤いダブルデッカー(2階建てバス)があるのではないでしょうか?地下鉄が発達しているロンドンですが、近年の運賃値上げによりバスを利用する人も増えているようです。
バスに乗る際は、オイスターカードと呼ばれるSuicaやPasmoのようなプリペイドカードを購入しておくと便利です。なおイギリスのバスは日本と異なり、バス停で待っていても手を上げて合図をしないと止まらない場合がありますのでご注意を。
また、アメリカのバスも少々独特のシステム。料金は一定ですが、基本的に両替やおつりのシステムが無いため、あらかじめ小銭を用意しておきましょう。
日本のように目印となる建物の前にバス停があるわけではなく、ストリート毎に止まります。降りる場所が近づいたら窓にかかっているコードを引いて合図します。大きなストリートでなければアナウンスが無いことも多いため、注意が必要です。マップであらかじめルートを調べておくと安心ですね。
日本のバスは、交通事情によって多少の遅れはあってもそれほど大きく到着時刻がずれることはありません。また、安全運転が徹底されています。
しかし海外のバスは、たいてい時間に非常におおらか。バス移動の場合は時間に余裕をみておいたほうが良いでしょう。また、国によってはジェットコースターのようなスリルが味わえるほどのスピード、定員オーバーでも運行、乗客が降りる前にドアが閉まる…なんてこともあるようです。事前にその国のバス事情を調べてから利用することをおすすめします。
海外でもバスに乗って市内観光できるツアーが人気です。今、注目されているのがアメリカはニューヨークを走る「THE RIDE」。バスはこのツアーのために作られた特注品。座席はすべて窓を向き、まるで映画館のように配置されています。市内を走りながらガイドによる観光案内が行われますが、ただの観光バスツアーではありません。窓の外を見ていると通行人と思われた人が実は仕込まれたパフォーマーで、突然街中でダンスしたりヒップホップを始めたり、光るドレスを着てダンスをする人がいたり…サプライズの連続です。ガイドが感情たっぷりにジョークを交えながら乗客を盛り上げつつ説明をしてくれます。
まるで街全体が劇場になったかのよう。まさに「走る映画館」。面白いのは、この一風変わったバスの乗客自身が一般の通行人たちから注目され、まるで自分たちがショーの出演者のような気分を味わえることです。所要時間は75分程度ですが、次は何が起こるのか?とワクワクしているうちにあっという間に終わってしまうようです。もしニューヨークに行く機会があればぜひ乗ってみたいですね。人気のあるツアーですので、予約はお早めに。